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PDS人事部
タレント・アクイジション
Sr.Staffing Specialist
中林 伸一郎様

リクルーター
大金 聡子様

インタビュアー:御社はグローバルそして日本のCRO業界においてリードされています。現在のように事業を拡大できた理由について教えてください。

中林様:弊社がこれまで成長してこられたのは、新しいチャレンジを常にし続けてきたことが一つ要因だと考えています。モニタリングであればICCC(In Country Clinical Care-taker)案件への注力。また、グローバルスタディはもとより、今であればRBM(Risk Based Monitoring)や再生医療といった領域、まだメジャーではないものの今後メジャーになってくると思われる領域に、他社に先駆けて積極的に挑戦していること。そういった点が功を奏して、今の成長に至っているのだと思います。
そしてもう一つが、いわゆる業務の効率化です。通常のモニタリング業務を1から10まですべて行うのではなく、一部の業務、例えばシステムの立ち上げの部分や文書の保管管理、サポート業務などを切り離す。これによって、組織全体として仕事が効率化します。また、それぞれの専門性を向上させていくことで、より良いサービスに繋げ、クオリティーやスピード感を高めることができてきたことが、大きな要因ではないでしょうか。

インタビュアー:御社にはCROとCSO事業部があると思いますが、CROの枠組みや全体的な組織、社内における立ち位置などについてお話を伺えますでしょうか。

中林様:クインタイルズには3つの事業があります。合併したIMSからの元々の事業と、CSO事業、CRO事業。この3本柱で展開しています。

大金様:クインタイルズのCRO事業とCSO事業は、4,022名(2017年4月時点)の社員数がおよそ半々の規模です。それぞれの事業が“クインタイルズIMS”の中の一つの事業として展開しており、特にCRO事業に関しましては、今回のIMSとの統合により治験の効率化というところで互いの情報やインテリジェンスなどを活用し推進しているところです。

インタビュアー:とても興味深いです。治験の効率化とは具体的にどういったものでしょうか?

中林様:まず今回の合併によって期待される相乗効果は「治験の効率化」「臨床試験から市販後の情報提供まで一気通貫のサービスの提供」「RWD(リアルワールドデータ)の活用」といった3つの機能であると考えています。そのひとつである「治験の効率化」について詳しくお話しすると、近年の新薬開発では医学の進歩によって対象患者がより細かくなるので臨床試験の設計が高度化・複雑化しています。
たとえば今回の合併におるグローバル規模でのシナジー効果としてはは、これまでクインタイルズが行ってきた臨床試験の受託ビジネスにIMSのグローバルで有する電子カルテ情報やレセプト情報、公の疫学情報が加わることで、各国各地域でどのくらいの患者数がいるか。また、その領域を得意とする医療機関などの情報を製薬企業の治験実施計画書に反映させた試験を実施することが可能になります。クインタイルズIMSとなり、弊社は試験を効率的に運用していく「次世代型CRO」を目指していきます。

大金様:今回の合併によって統合活用が可能となった両社のグローバル・アセットを総動員し、シミュレーションやデータマイニングを行うことで、臨床開発の実行可能性の客観的検証やその結果としてプロトコルのアメンドメントの回避、最適な患者ターゲティング、更には適切で迅速な施設選定の実施が可能となってきています。
特に過去実績が無い疾患領域における開発では大きな効果を上げており、またパターン認識技術の適用により希少疾患潜在患者の発見も行われています。

インタビュアー:少し前の医薬品開発とは環境も大きく違いますし、求められるCROの在り方も変わっていきますよね。そういう意味で、まだに次世代型CROという言葉がぴったりですね。