PDS人事部
タレント・アクイジション
Sr.Staffing Specialist
中林 伸一郎様

リクルーター
大金 聡子様

インタビュアー:CRAはどのような基準で評価されているのでしょうか。また、御社間でキャリアチェンジしやすい慣例があるとのことですが、その実態についてお聞かせください。

中林様:定量的に測れるものと、定性的に見られるものの両方で評価しています。例えば担当する施設数や症例数、モニタリング報告書を期日内にしっかり提出できているかなど。あとは、回収してきた症例報告書やモニタリング報告書のクオリティー、つまり差戻しや指摘が少ないといった部分。そうした数で測れるものは数で見ていきます。それ以外に、担当施設やプロジェクトの難易度など、定量的に測ることが難しい部分については、定性的なところもきっちりと評価するようにしています。
また、チーム内でどのように貢献してきたかのか、例えば後輩の指導や育成、チームリーダーのサポートなども、総合的に見て評価しています。基本的にはラインマネージャーが評価しますが、実際に日々の業務を見ているのはCPM(プロジェクトマネージャー)です。そのため、CPMとラインマネージャーが情報をしっかり共有することで、多面的な評価が可能になっています。なお、評価がラインマネージャーの主観的なものにならないよう、評価方法に関する研修も行っています。

インタビュアー:偏りがないように評価されているので、CRAから見ると不公平感はかなりなくなるということでしょうか。

中林様:そうですね。完璧ではないものの、この10年でかなり改善されたと思っています。10年前はどうしても定量的な部分だけで評価されかねない、かつ評価も主観的になりがちだったので、その辺りはだいぶ公平性が担保できるようになってきています。

インタビュアー:評価の問題はCRO業界でも大きな課題だといわれています。特に派遣の方はクライアントの下で働くので、個々の細かい状況まで見られずクライアントからのレポートに基づいて評価せざるを得ませんよね。それで不満が溜まってしまう方は多く、正しく評価されて、気持ち良くモニタリングしてキャリアアップしたいというお話をよく聞きます。

中林様:そうですね。評価は昇進や昇給にも関わってくるので、とても大切です。評価の公平性が増してきたことで、中途採用や未経験者、CRO出身者、メーカー出身者などバックグランドといった点ではなく、入社してからどんなパフォーマンスを発揮したのかという評価で判断されているので、とても透明性があって分かりやすいと思います。
ですから中途入社でも、評価が良ければその先のキャリアはだいぶ早く構築していただけると思います。現にシニアCRAとして中途入社し、翌年にラインマネージャーになったケースもあります。

インタビュアー:社内公募制度などがあると伺いましたが、具体的にどのようなものなのでしょうか?

大金様:例えばジョブ・ポスティングで違う部署に行くというのと、シニアCRAがマネージャー職を目指すといった2つのプロモーションがあります。

中林様:ジョブ・ポスティングの数はそれほど多くないですね。ただ、外部だけでなく内部にもポジションをオープンにしているので、自分の考えとマッチするものがあれば自由に応募できます。上司への事前確認などは不要なので、自分がやりたいと思ったら手を挙げて応募できるという仕組みです。
過去には社内応募でデータマネジメントや統計解析、薬事、SSU、私のような人事、教育研修部へ異動した人もいます。10年前にはなかったような新たなポジションも増え、更にIMSとの統合もあり、これまでにない役割も誕生してくるのではないかと思います。
また、先ほどお伝えしたシニアCRAが一つ上のマネージャーポジションへの応募すること可能です。これまでは引き上げられるのを待つしかなかったのですが、この制度は自分から希望して応募することができます。そのため、上が詰まっていて上がれないようなことは基本的にはありません。